2007-01-01から1年間の記事一覧

井内石板碑の旅

(梵字アーンク胎蔵界大日如来 弘安七年(1284) 石巻・慈恩院にて) (北上川井内付近) 石巻市井内(稲井)は北上川の川べりにある中世以来の一大石材産地 現在は生産は落ち込んでいるが川岸には粘板岩の石材が積みあがっている。 map:x141.3284y38.4399:map 鎌倉…

伝長江義景後室勧請の滝不動

矢本上館下の伝長江義景後室勧請の滝不動 背後の滝を撮ったら・・・ 欅に樅?がからみつく ご本尊はこれも慈覚大師とな

五郎宮(長江氏の里再訪)

こちらは再び鳴瀬川下流(東松島市) 戦国期の長江氏の館跡に ここにも鎌倉権五郎伝承の宮があった 三つの館が川を抑えている。 三角⇒塔?を意識している小型板碑もある。 イ 地蔵 叢に埋もれた八幡社 鳴瀬川を遡って頼朝伝承のある三本木の若宮八幡 残念なが…

鳴瀬川流域の板碑

古川(大崎市)にて名高い板碑に出会えた。 真中の日陰の小板碑は実は 線刻阿弥陀像板碑 正和三(1290)年、井内石製。 「右志為相當忘子五七■ 過去聖霊出離 生死証大菩提也」 頭部に二条線が刻まれた東北地方では極めて珍しい関東系の阿弥陀三尊板碑! 弘安二(1…

十八夜観音堂に参りてドラリオンを授かる

十八夜観音堂に参りて、明日終了のドラリオン当日チケット入手。満喫の20070707日

阿弥陀三尊種字板碑

阿弥陀三尊種字板碑 弘安五年(1282) 長い年月の風雨のせいで見えにくい。 反転させてみた 少しは見える。 根古八幡社 村の社の雰囲気がいい 破損している小さな板碑にも阿弥陀三尊の種字 弘安九年(1286) 井内石の板碑に小カエルが登り ダンゴ虫をあわてさせ…

七月の長江氏の里

七月の空は すがすがしかった アザミがいたるところに咲いていた 東松島市根古を再訪。鎌倉時代の板碑(供養碑)が見守る里。

正和四年長江弥九郎供養碑

(東松島市西福田 伝観音寺跡にて) 鳴瀬川のほとりにたたずむ正和四年(1315)長江弥九郎供養碑(板碑) 鳴瀬川 やはり鎌倉時代の長江一族は阿弥陀三尊が好きなんだ これも井内石製かな 見えるかな 画像処理してみた「長江 弥九郎」 上流より見た鳴瀬川 知られざ…

空に雲

今日は昼の月が半透明のブルーに呼吸していた ああ 今日は「慰霊の日」 太平洋戦争の末期、沖縄で「日本軍の組織的抵抗が終わった日」とされている。 沖縄戦の死者 20万余 空に合掌 ●(ウィキペダィア)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%96%E7%B8%84%E6%88…

鎌倉権五郎の末裔たちの阿弥陀三尊

(阿弥陀三尊の梵字) 鎌倉権五郎景政の名を刻んだ板碑 鎌倉景政は源義家の臣として後三年の役(1083〜1087年)に従軍して右目を射られたまま敵を討ち取り、顔を踏んで矢を抜こうとした同僚を怒った事で名を残し鎌倉党の祖となった。 石巻市北村高寺 高福寺跡 征…

六月の「氷河期の森」

空・雲 植物 「氷河期」 仙台では最も好きなスポット「氷河期の森」(地底の森ミュージアムの無料ゾーン) 蛍袋の群生が迎える 白山シャクナゲ ノハナショウブも暑そう チョウセンゴヨウが芽を出していた ニッコウキスゲも部分的に暑そう グイマツ類のマツボッ…

「中世東北修験の聖人・慈覚大師」説

帰宅して、『図録』をみる。わたしの好きな円仁の「真像」といわれる立石寺のお顔(9年に及ぶ中国の求法と受難の旅など未知の空間と時間を確固たる意志と工夫で生き抜いた聖人の尊顔(デスマスク))を表紙にしている(2200円と豊富な図版を満載した内容の割には…

慈覚大師円仁とその名宝

つかの間の 歴史の杜で 慈華を授く 東北歴史博物館の「慈覚大師円仁とその名宝」展に駆けつけたら、散華が肩に舞い降りてうれしくなった。 慈覚大師として東日本では天台宗の祖最澄以上に影響を与えた続けた第三代座主の円仁(794-864年)の特別展。 東北歴史…

吉村作治の早大エジプト発掘40年展

仙台市博物館の「吉村作治の早大エジプト発掘40年展」に行ってみた。 家族連れなどなかなかの人出。 展示のほとんどがお墓関係なのにエジプトものはなぜこんなに人気があるのだろう。吉村作治さんの明るいイメージがさらに人気を増幅しているようだ。 ◎吉村…

宝文堂の閉店

仙台など郷土史関係の本をたくさん出版し、取り揃えてきた老舗書店「宝文堂」(仙台市青葉区中央二丁目)が今月閉店する。 たしかに近年は私もamazonばっかりだし、本を見たい時は駅前に2点もあるジュンク堂に行ってしまう。 今日はもう手にはいりにくくなるだ…

古代瓦工人との交流空間─与兵衛沼窯跡現地説明会

千二百年 真っ赤に焼けて よみがえる いにしえ工人の心意気 与兵衛沼窯跡(仙台市青葉区小松島新堤23)の現地説明会 ●現地説明会資料(仙台市HP)http://www.city.sendai.jp/kyouiku/bunkazai/genchi/yohee.html にはたくさんの老若男女が集まっていた。 中でも…

風の「氷河期の森」

風の吹く日 地底の森ミュージアムの「氷河期の森」に行ってきました。 黒花狼牙 名前も野生的 檜扇文目(ヒオウギアヤメ) 紀子さまのお印 日光黄萓(ニッコウキスゲ) 延根千鳥(ノビネチドリ) 珍しいシロバナ 蓮華躑躅(レンゲツツジ) グイマツ 雌花からマツボッ…

与兵衛沼窯跡

(市民向け現地説明会案内) 869年、陸奥国大地震の大災害の復興瓦(多賀城・国分寺向け)を焼いた与兵衛沼窯跡(よへいぬまかまあと 仙台市青葉区小松島新堤23)の窯跡群の中で平窯は平安京などの瓦造り工人が関わり、新羅人の技術協力があった可能性が高いという…

勾当台公園にて

ひと一人 花に埋もれて ポツネンと 1601(慶長六)年、伊達政宗が仙台城下を開いたこと花村勾当(こうとう)という盲人の屋敷があったことにちなむという(『宮城県百科事典』河北新報社)。 「なに一字 ちがいありとて ことごとし きみは政宗 われは政一」 (花村…

『杜の散歩道』

八幡地区まちづくり協議会刊。大崎八幡宮など豊かな歴史と自然を残す仙台市北西部の散策ガイド『杜の散歩道』が刊行された。オールカラーの写真と詳しい解説満載の128ページで1500円とは御得。 (大崎八幡宮) しかも八幡地区まちづくり協議会という地元で調べ…

仙台・青葉まつり

仕事の帰り 青葉まつりに惹きつけられた 青葉の中で すずめ踊り 宵流しの前の静けさ(定禅寺通り) まもなく祭りがはじめる あの彫刻のまわりは人で埋まっていた(勾当台公園) あの平和母子像のもとでこどもたちが雀踊り メディアテーク1階はすずめたちの休憩室…

子平町の藤

四百歳の一老樹が このようなみごとな華を咲かせるとは... (仙台市青葉区子平町千田家の藤) 快晴 念願の「子平町の藤」に会うことができた。 伊達政宗が文禄2年(1593年)に朝鮮から持ち帰ったと伝えられる樹齢400年の藤が満開。 透きとほり 四百年を 匂ひ立つ…

杜の都の彫刻─県庁周辺─

サツキが咲きはじめた晩翠通り 仙台にも面白い彫刻が 杜の都の景観とともにあることが分かった 一色邦彦「季の杜に」 ジャコモ・マンズー「オデュッセウス」 阿部正基「のぞみ」 谷風像 ・(ウィキペディア)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E9%A2%A8%…

空と緑と彫刻─台原森林公園─

今日は台原森林公園へ 仙台市の北部にあり、明治100年を記念し、1978(昭和53)年にできた公園。 地下鉄台原駅をおりて迎えてくれるのが清冽な「茉莉花」 作者は著名な舟越保武 お顔のゴミを取ってあげたかった。 沼を過ぎて 高台に「緑の風」 作者は佐藤忠良 …

杜の都の朝─西公園─

朝 曇り空 西公園で 遇う 西公園 広瀬川 お散歩 ワンちゃん 春の朝 気持よさそうな 二人の娘 ・雨宮敬子「杜に聴く」 青葉の山を見ながら 陸橋を渡ると [ また 二人の娘が憩っていた。 ・朝倉響子「二人」 山法師? 臥龍梅を見つけた 勤務時間が迫り カメラ…

杜の都の朝

(定禅寺通り踊子の像と) (定禅寺通り) 朝日を浴びて 欅の並木が 森のように (勾当台公園) 色の淡いが 朝を 彩る (宮城県庁) イチョウと ビルの谷間が 杜創る 仙台も 杜の都 らしく なってきた 映りあう ケヤキとビルの ハーモニー こんな 光景が街の 至ると…

新緑が濃くなった

連休明けて 腰痛のリハビリ 朝散歩 雨吸って緑濃し 少年が ケヤキの緑 幾重にも 包まれる 欅の大樹 メディアテーク 覆う さあ しごとはじめの 気分

乳銀杏

いつも秋に見に行く苦竹の乳イチョウ(「姥いちょう」とも) はやはり ど迫力だった。周りの家よりホントに大きい! 樹齢1200歳というからスゴイ。 ・(仙台市HP)http://www.city.sendai.jp/kyouiku/bunkazai/database/c0000000027.html 連休の「旅」の成果 連…

「氷河期の森」は花盛り

緑が輝いて チガヤが繁っていた。 ヤマドリゼンマイが元気 ニワトコの花が咲いていた ハナシノブも 満開 クロマメノキも ユーシュンランかギンラン チシマヒョウタンボクの花も ナナカマドの花も オドリコソウも ミツガシワも元気でホッとした。 こどもの日…

七北田川を遡る

古称「冠川」(かむりがわ) 神様(塩竈社の神とも)が冠を落とした川 この岩切は名所が多いのだが 「義経石」と呼ばれる板碑(供養碑) 多賀城近辺で採れるアルコース砂岩製。 正安四(1302)年、孝子が慈父のために供養したもの。種字はアン(普賢菩薩など) ※板碑の…