2007-07-15から1日間の記事一覧

霊場松島雄島

松島、特に雄島には200基を超える井内石製の板碑が確認されているという。 極楽往生の近道として武士・僧を初めとして高野山のように納骨がなされた。 map:x141.0624y38.3655:map 珍しい雷文様が(正和二年1313) 恐らく南端に立つ井内石製の高さ3mの巨大な板…

井内石の旅(南方編)

以前に紹介した石巻の西方30数?、鳴瀬川辺の凄い井内石製の板碑。鳴瀬川と幹線道路の節点か? 左は武蔵地域の影響を受けた阿弥陀三尊種字弘安二年(1279)板碑、右は阿弥陀立像を刻んだ正元二年(1290)板碑。 一帯には40数基の板碑があり、寺院があったのかも知…

湊・慈恩院

多福院の北側に隣接している。 右側は冒頭に掲げた弘安七年碑 偈頌「一切衆生 悉有仏性 如来常住 無有変異」(『大般涅槃経』) 牧山宮■■重吉が病で没し、五七忌に遮那を主尊として造立するという注目すべき銘文がある。 ・参考『石巻の歴史 第八巻 古代中世編…

石巻湊・多福院

もちろん、地元では多福院境内(吉野町)の93基(鎌倉〜室町時代)をはじめ沢山の見事な板碑が造立された。 「安養寺殿大禅定門第三周所造立也」と刻まれた元徳三年(1331)の板碑 みごとな種字ウーン(胎蔵界大日如来) 梵字五輪塔種字板碑(応永二十年1413 高さ2.8m…

井内石板碑の旅

(梵字アーンク胎蔵界大日如来 弘安七年(1284) 石巻・慈恩院にて) (北上川井内付近) 石巻市井内(稲井)は北上川の川べりにある中世以来の一大石材産地 現在は生産は落ち込んでいるが川岸には粘板岩の石材が積みあがっている。 map:x141.3284y38.4399:map 鎌倉…