霊場松島雄島


松島、特に雄島には200基を超える井内石製の板碑が確認されているという。
極楽往生の近道として武士・僧を初めとして高野山のように納骨がなされた。



珍しい雷文様が(正和二年1313)
恐らく南端に立つ井内石製の高さ3mの巨大な板碑「頼賢の碑」を頂点とした円福寺僧の供養碑か。
・奥州御島頼賢碑(県HP)
http://www.pref.miyagi.jp/bunkazai/siteibunkazai/miyagi-no-bunkazai/05syoseki/kuni/03ojima.htm


松島、特に雄島は鎌倉時代、天台浄土教系の僧集団が取り仕切った納骨+供養による支配者層の一大極楽往生システムの島であり、井内石製供養塔供給プロジェクト最大のお得意さんであったろう。

          (多福院で台風一過の空と親切に出会うことができた。大謝。)
中世人の「あの世」への想いをこめた供養碑を七百年余伝えたきた先人はえらい。現代人学ぶべし

墓地で前日来の雨に濡れた美しい蓮の花を思わず撮る。引き伸ばしたら布製であったが・・・