染殿神社


利府町赤沼の高台に鎮座する染殿神社

前面には赤沼(近年の埋め立てや道路工事でだいぶん変化したが)

仁寿二年(852)、文徳天皇の后が、付近に野生する「刈安草」を染料として染め方を教えたという由来(説明版)

http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_2051.htm
境内には石碑が並ぶ。近世の記録に確かに「刈安明神」(「刈」は古字)「染草明神」とある。
http://k-tosie.hp.infoseek.co.jp/kariyasu.htm
しかも、カリヤスは薬草でもある。ここは国府が想定される仙台市宮城野区岩切の北、国府の外湊塩竈・松島に至る街道沿いにある。そう昨日の紫神社と紫草との関係と併せると知られざる「染物ロード」なのである。伊藤美津さんすごい。(伊藤美津「紫考─紫神社と交易活動─」)

境内には江戸時代の庚申碑

見ざる、聞かざる、云わざる の三猿

梵字がみえにくくなっているが、鎌倉時代の板碑もある。


・刈安神社は他地域にもあって面白い。
http://nori.hmc6.net/climbing/20030823kariyasugonngenn/index.html