仙台市地下鉄の電光掲示


                                (「北四番丁」⇒「北仙台」間、右側)
“ハニワが踊る”「埴輪の美と現代の芸術」展の電光掲示が面白い。高感度で撮ると部分的にしか写らず、撮影に何回も挑戦...
お客さんに誤解されたかも...乗客の皆様 ごめんなさい あなたたちではなく後ろの電光掲示が珍しくて撮ったのです...
(地底の森ミュージアムの看板より)
埴輪はかわいい それは目が黒目がちで潤んでいるからだ。」
埴輪の目はなぜやさしいのか? それはこの目が黒目がちだからだ
埴輪を見た時に感じる不思議な温かさは、やはり「幸福」と言ってもよいものだろうと、私は思うのだ
                                 (橋本治『ひらがな日本美術史』より)

ひらがな日本美術史 1

ひらがな日本美術史 1

 埴輪の性格には諸説があっても、葬送に関わるものであることは、はっきりしている。それなのに一見「かわいい」「やさしい」のはなぜだろうか? わたしは「黒い虚空の眼」として表現などは「あの世」の王に仕える他界の中での生活者を感じる。もちろん作っているのは生者なのだが。単純なかわいさや温かさではないと思う。

                 (「埴輪の美と現代の芸術」展会場→詳細は23日ブログを見てください)