経ヶ峰


 仙台の街並みがこんなにみごとに見える場所 ご存知ですか?

 鹿落坂を上ったところの経ヶ峰一帯です。

               広瀬川に育まれた仙台の街並み

「経ヶ峰」って?                           (経ヶ峰から青葉山)
仙台の人は‘あぁ 伊達政宗のお墓があるとこね’と云います。
その通りなのですが、実は鹿落観音様の説明板には

海上人の住む霊地であったからこそ 伊達家三代等のの墓所が築かれたのでした。
・満海上人(ディスカバー太白HP)
【経ヶ峰】
 川内の板碑からの同距離の1.5㎞東南の経ヶ峰において二代忠宗の墓所石室の蓋等に使用された井内石製の大型板碑については不動明王やその脇侍のコンガラ童子等の密教的な種子の存在、「一乗妙典」「衆徒敬白」から天台宗寺院の存在が推測されており、初代藩主伊達政宗の前身とされる万海上人が修行し、経を埋めたとされ、政宗の廟建設のため掘ったところ、その石室にあたったとされる。(『性山公自家記録』1703など 東北中世考古学会HPより)。


広瀬川の恵み」とはよく使われるフレーズですが、それは「鎮守の森」たる丘陵の緑と「連環」しているのでした。

  そこで人びとは道をつけ、橋をかけて「連環」に連なって来たのだと思います。
http://taihakumachikyo.org/taihk/taihk124/index.html

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そう、南側の大年寺山にも伊達家四代五代等の墓所が造られていましたね。
http://d.hatena.ne.jp/tenti/20090905/p1
◎お薦め本─『環境を知るとはどういうことか』

環境を知るとはどういうことか (PHPサイエンス・ワールド新書)

環境を知るとはどういうことか (PHPサイエンス・ワールド新書)

ウォーターシェッド・ジャパン(「流域日本」)
岸由二:大地を暮らす人間の習性の大切さを認識し直して、地球に住むのにふさわしい倫理を育てなければいけません。」
養老孟司:「・・感覚があるからです。複雑な問いへの答えを導き出すのは、実はどういうものを見て育ったのかという、経験の力なのです。」
「泥だらけの連中が、将来の世界をしょって立つのです。」
“自然とは解である”(養老孟司)
岸由二:「・・足もとから地球の制約と可能性を感性的・行動的に再発見し、もちろん都市そのものの力も放棄することなく、地球と共にあるエコロジカルな都市文明を模索する道・・」

養老孟司:「それぞれの生きものが一所懸命生きてきたら、結果としてこういう形ができた。それが新緑というパッチワークです。・・いわばその「解」であるわせです。」

養老孟司:「社会を対象にする時のシステム思考と、自然のシステムを解明する思考と、その二つが矛盾せず、一致するように努めるしかあるまい。・・要は人間の考え方なのである。」
この本で紹介された京都大学
森里海連環学
https://www.sof.or.jp/jp/forum/pdf/yamashita_d.pdf

森と里と海のつながり―京大フィールド研の挑戦

森と里と海のつながり―京大フィールド研の挑戦

町に出ると

定禅寺通りでは「杜の都のアート展」

西公園のイチョウは黄葉し
メディアテークでは
「なつかし仙台」という
面白い催しをやっていた。


ユネスコ無形文化遺産秋保の田植踊」(長袋の田植踊)に再会。

(未完)