1Q84 BOOK2と「青豆」異聞─第3部へ


1Q84 BOOK 2
『餓鬼草紙』を観ていたら、1Q84 BOOK2が8刷の姿でアマゾンから届いて記念写真。

 殺し屋の青豆さんは ついに口に拳銃を‥ 天吾は父と永久の別れ‥そして「空気さなぎ」が。

村上春樹は、「物語りの名手」

春樹さんは結末を読者にゆだねる形をとったのですが
やはり、『カラマーゾフの兄弟』のように作品として完結させて
1Q84 BOOK3 10月-12月』によって、「古典」となりうるかの評価が定まるのではないでしょうか?

実は、わたしにとって、今となっては天吾さんに尽くしきった?「青豆さん」が氣になるのです。
春樹さんも「日本的心性」のスタイルをとったストーリイにしてしまったとも思います。

余談ですが、確かに、「青豆」は天吾さんが探しても「見つからない姓」ですが、BOOK1に福島とあります。
栃木から福島にかけて「青田目」「青天目」と書いて「なばため」と読む珍しい姓があり、これがヒントになっているかもしれません(※森岡浩『難読・稀少名字大事典』)。青々とした田んぼのイメージが相応しいとも。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E7%94%B0%E7%9B%AE

◎お薦め曲

銀河 / いつまでも
 精悍なミーシャさんのサングラススタイルにイメージが近い!?青豆さんに捧げます。


       http://d.hatena.ne.jp/kanjisin/20100416