火渡り


仁王門から本堂を望む。



読経の中、ご開帳を待つ

四方に矢を射て結界。

宝刀をささぐ。







今日は煩悩を焼きに再び陸奥国分寺の修正会に行ってきました。
御本尊御開帳とて、薬師堂の中は信者さんたちで埋まっていて、真言宗の読経を聴きながら、江戸時代初期の建物の内部に見とれていました。
御開帳はあっという間で、今までじっとしていた皆さんが賽銭をすごい勢いで投げ入れます。ご本尊は見えなかったけど、大丈夫かな・・
修正会は日本民俗大辞典によりますと「しゅしょうえ」と呼び、年頭に罪や穢れを祓って豊作を祈願する宗教行事が仏教化したものとされます。本来は七日間行なわれたそうです。
次いで柴灯護摩がはじまります。山伏さんがしているので修験道に由来すると思われます。前述の民俗辞典では民間の正月行事の火祭りと密教護摩儀礼が習合したとされています。炎が写真をみると龍や不動のようにみえます。今年は例年より人出が多いようで繁盛でけっこうです。
火渡りは梵天を持って渡りますが、熱くはないとのことでしたが、小さい子が渡っているのはすごいですね。 この地域にしかなくて、日本の伝統につながるもの みんなで引き継いでいければいいなと思います。
・オマケ:陸奥国分寺薬師堂の節分のようす
 http://d.hatena.ne.jp/tenti/20080202