旧丸木商店

築約220年仙台最古の蔵」という旧丸木商店(若林区河原町 「仙台市景観重要建造物」)へ。

蔵deひなまつり」(主催ほっとスペース“縁”)開催中で建物調査の説明が聴けるというので。入口にはボランティアとおぼしき派手な和服の男性と若い女性が案内。

2階に飾られた古今雛(昨年「享保雛」とされていたが訂正されていた)

女性の頭のみごとな飾り

男性もりっぱ

「参内人形」

「裃人形」

全体 近づくと「昔」が感じられる

二階の様子

月曜なのにご婦人達で賑わっている。

江戸時代の天井ってすごい 壁も

襖は明治のころの新聞からできていて、りっぱな落書きの「顔」に感心。

この時計の広告も面白い

壁には「長谷川一夫」 謎の写真 そして、この外国女優はみたような?

この俳優さんたちはだれなのだろう


あっ 堤人形のおひなさまもあります。


昭和でしょうか? かわいいです。

考えさせられたのが「わかもと」(今もある胃腸薬)の広告にみえる「出征軍人遺家族義捐 演芸と映画の会」何年のことだろうか?

「仁丹」の広告もあった。

脱毛クリームの広告(画像補正したらきれいになりすぎ)

1階の天井には2階の調剤室からの「荷降ろし開口」が見られる。

今年の収穫は「古さの証明」である1階の「蔀戸」の痕跡。

【丸木商店は「佐藤屋栄治商店」として天明元(1781)年に薬種業をはじめた。二代目の頃に藩内屈指の豪商となった。昭和47年まで営業していた店蔵は創業当初のものとされている。2階建・土蔵造・瓦葺 外壁:漆喰塗り土壁 腰壁:海鼠(なまこ)壁】(配布パンフ『仙台市重要建造物』仙台市都市整備局 より)

1階の「まち遺産ネット仙台」の解説によると2階の畳敷きの部屋は番頭さんの部屋のようです。
そして、佐藤家の敷地は仙台城下の町屋敷の「一軒屋敷」(六間×二十五間 約11m×約45.5m)に相当するのだそうです。

                   (丸に木の文字が見える瓦屋根)
ますます、ここも「仙台文化資産(「遺産」というより)」の思いを強くした。そして、「昔の良さ」に出会わせていただいた代表の斉藤さんはじめボランティアの力の盛り上がりこそ大事であり、深く感謝いたします。
◎本日、調査の説明をしていただいた「まち遺産ネット仙台」のHP
http://machi-isan.cocolog-nifty.com/blog/
◎主催者 「ほっとスペース“縁”」HP
http://home9.highway.ne.jp/hsaito/